水上バイク 危険な“集団暴走” 近くに漁船…転落のおそれも 茨城

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2021年7月、茨城県内を流れる川で目撃されたのは、水上バイクの集団暴走。

レースでもするかのように白波を立てながら、猛スピードで走り抜けていく。

映っていた水上バイクは、あわせて13台。

撮影者も思わず、「モラルも何もないね!」とつぶやいた。

映像には、さらに危険な場面が映し出されていた。

暴走する水上バイクのすぐ横に浮かぶ2隻の船。
地元特産のシジミをとる船だった。

そのシジミ漁の船のわずか数メートル横を、何台もの水上バイクが暴走。

これによって生じたうねりで、シジミ漁の船は、上下に揺れているのがわかる。

撮影者「川幅が狭くてシジミ漁やってるのに、なんなんだよ、コイツら!」

取材班が現場を訪れると、10日も、多くの船がシジミ漁を行っていた。

シジミ漁は、船のへりに足を乗せて行うため、水上バイクが立てる波でバランスを崩せば、転落するおそれもあるという。

地元の漁師からは、「バランス崩しそうになる」、「だから不規則な波は、危ないんだよね。やっぱりわれわれ、足腰が弱ってくると怖いよね」といった声が聞かれた。

動画を撮影した男性は、水上バイクの暴走には、この場所特有の条件が関係しているのではないかと話す。

動画を撮影した川又正寿さん「ちょうどこの目の前だけが、川幅が一番狭いぐらいの状況で、なおかつS字カーブになっている場所。コーナリングを楽しむかのように激走する水上バイクも見受けられる」

茨城県は条例で、水上バイクの運転について、「近くに船などがいた場合、衝突しないように安全な速度で航行すること」と定めている。

撮影者によると、水上バイクの集団は、上流側の湖から川を下って海まで行き、再び湖に戻る往復およそ20kmのコースを走行したという。

危険な運転が目撃されたのは、一度だけではない。

8月も、あのカーブを水上バイクが猛スピードで走り抜けていた。

地元の漁師からは、「1カ月くらい前かな、12~13隻が来た。あとからあとから来るから、みんな漁をやめた」といった声が聞かれた。

警察は、見回りを強化しているが、現行犯でない限り、取り締まるのは難しいとしている。

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