個人情報やマスクにまで及ぶ『経済安全保障』とは・・・(2021年10月7日)

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岸田総理が重視する『経済安全保障』。実は私たちの日常生活のあらゆる所に関係していて、今、欠かすことのできない“マスク”にまで及んでいます。

去年、全国各地で見られたマスク不足。原因は、国内流通の7割を占める中国産マスクが、日本に入ってこないというものでした。中国産マスクの国内販売を手掛ける業者は、当時をこう振り返ります。
ファーストレイト・長谷川友彦社長:「中国政府・警察の方が安全のため、工場に24時間張り付いていた。『不正に輸出した場合、逮捕する』と言われたケースもあった。現在、コロナ禍において、やはり大きな備蓄をしていかないと、立ち行かないのではないかと」

『供給を特定の国に依存するリスク』『国家間の関係が悪化すれば、生活必需品が入ってこなくなるかもしれない』。これがコロナで露呈された経済安全保障の一面です。

その危機感から、アイリスオーヤマは、国内工場でのマスク生産体制を大幅に増強。ここに、新たな備蓄倉庫を加え“有事に耐えうる供給網”の構築を目指しています。
アイリスオーヤマ広報室・岡村響介さん:「国内で生産し、販売するという方法で、原点回帰・国内回帰というところ。やはり依存というか、中国に頼ってしまう部分は、少なからずあると思うが、こういう時に、いかに対応できるかが、企業として必要になってくる」

経済安全保障の観点から、急務となっている国内生産体制の強化。政府は、補助金による促進策を進めています。対象事業者の一つである酒造会社は、こう話します。
木内酒造製造部・中村幸代さん:「うちはウイスキーを作っているが、ウイスキーを消毒用アルコールとして瓶詰めして販売している。(原料を)海外に頼っているところが多いと思うので、少しでも国内のもので作れるのであれば、安定した供給ができる」

経済安全保障は、サプライチェーンの話だけに留まりません。例えば、インターネットにおける個人情報のセキュリティー。『LINE』の個人情報が中国で閲覧できるようになっていた問題では、個人や企業の情報が海外に抜き取られるリスクが露呈されました。

他にも、最先端技術についての機密情報や、専門技術者の流出など、日本が向き合うべき課題は山積みです。経済安全保障担当という大臣が新設されたのも、危機感の表れです。
小林経済安保担当大臣:「安全保障は安全保障、経済は経済と割り切れる時代は終わりつつある。新型コロナでサプライチェーンのぜい弱性も露呈。国家間の競争が非常に激しくなっている。経済的手段で影響力を行使する動き、機会が増えている。
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Posted by chobi