「メタノール入り密造酒」ロシアでなぜ今の時代に?(2021年10月11日)

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 ロシアで販売された「密造酒」を飲んで、34人以上が死亡したという出来事がありました。ネットでは「なぜ、今の時代に密造酒が出回るのか」と不思議に思う人が続出しています。

 捜査員が調べているのは、密造酒が入っているとみられるドラム缶です。

 現地の報道によりますと、11日までにロシア南部のオレンブルク州で、密造酒を飲んだ住民67人が中毒症状を起こし、34人が死亡しました。

 SNSの声:「密造酒のニュース、ロシアみたいだなって思ったら、ほんとにロシアだった」

 ロシア内務省が、この地域の倉庫や店舗からアルコールを含む液体を押収したところ、その多くに「メタノール」が含まれていたことが分かりました。死亡した人の体内からは、致死量の5倍のメタノールが検出されたということです。

 飲むお酒に含まれている「エタノール」とは違い、メタノールは燃料として使われる工業用のアルコールで、多量に摂取すると、吐き気やめまいのほか、症状が進むと失明したり、命を落としたりする危険もあるといいます。

 SNSの声:「なぜ成分の配合も分からないものを飲む?酒すらまともに買えんのか?」

 なぜ、メタノールを含んだ密造酒が造られているのでしょうか。モスクワ支局の前田洋平支局長に聞きました。

 モスクワ支局・前田洋平支局長:「専門家の推計では、ロシアで販売されているお酒の3割から7割が密造酒と言われているんです。理由は、安くて簡単に手に入るから。今回も通常の半額程度で売られていたともいわれています。販売方法はペットボトルに入れて、密造酒と分かるような形で売られていたケースもあります」

 ロシアでは、過去にも酒の代わりとして「メタノール」を含んだ製品を飲んで死亡するケースが相次いで起きていました。

 捜査当局は、密造酒の販売に関わった疑いで10人を拘束し、そのうち5人を逮捕したということです。
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Posted by chobi