石油“備蓄”初放出検討 離島では実質“200円超”(2021年11月22日)

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 原油価格の高騰を受けて政府は、国が備蓄する石油の放出へ向けて具体的な検討に入りました。実際に放出されれば、史上初です。

■バイデン政権が、かねてから要請

 岸田文雄総理大臣:「(Q.バイデン政権が日本に石油の備蓄放出を要請。総理の受け止めは?)日米あるいは関係国との協調を前提としながら、法的に何ができるか、検討を進めている。各国の状況、我が国として何ができるか、しっかり検討した上で、結論を出したい」

 石油備蓄の放出は、かねてからアメリカのバイデン政権が、日本に要請していたものです。

 国が備蓄している石油の一部を売却することによって、一時的に供給量を増やし、ガソリンをはじめとする、石油製品の価格上昇を抑えるのが狙いです。

■鹿児島の離島で実質“200円超”に

 全国的にガソリン価格の高騰が続くなか、特に厳しい冬になりそうなのが、南国九州の鹿児島と長崎です。

 石油情報センターが17日に発表した、レギュラーガソリンの平均小売単価は、両県ともに1リットルあたり176円40銭で全国トップ。全国平均より7円も高い値です。

 背景には、輸送コストがあります。

 国内の製油所は、関東と関西に集中し、九州は大分の1カ所だけ。とりわけ、全国有数の離島を抱える鹿児島と長崎では、輸送費が高くなることが影響しています。

 鹿児島県の喜界島は、鹿児島市から直線でおよそ380キロメートルにある離島です。

 最近のガソリン事情を島民に聞いてみました。

 喜界島の島民:「今月15日にガソリンを入れたら、1リットル192円でした。都会と比べたら本当に高い」

 その時のレシートです。レギュラーガソリン1リットル192円は、全国平均より23円高い計算です。51リットルほど給油したところ、総額は9900円でした。

 喜界島の島民:「(約51リットルで)1万円近くだったので、ちょっとびっくりして・・・。(今後)やっぱり200円は超えると思いますね」

 大台の1リットル200円を超える日も、近いのではないかと心配しています。

 しかし、レシートをよく見てみると・・・。

 「喜界島は10円値引きになっています」

 実は、資源エネルギー庁は10年前から、「離島のガソリン流通コスト対策事業」として、喜界島ではレギュラーガソリンの価格を10円値引きする、助成措置を行っています。

 つまり、喜界島のガソリンは、192円ではなく、すでに大台の202円まで上昇しているとも言えるのです。

(「グッド!モーニング」2021年11月22日放送分より)
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Posted by chobi