紅葉見ごろで賑わい戻るも・・・温泉旅館は“三重苦”(2021年11月22日)

ANNnewsCH

 首都圏でも見頃を迎えている紅葉。週末は各地、多くの人でにぎわいました。しかし、「紅葉の名所」で知られる温泉旅館を取材すると“三重苦”に頭を抱えていました。

 紅色に染まったモミジ。光に照らされ、鮮やかに輝いています。

 東京都心から2時間。見頃を迎えているのは「紅葉の名所100選」の一つ、埼玉県の長瀞渓谷です。

 去年は自粛したライトアップが2年ぶりに復活。新型コロナウイルスの感染者が減るなか、カップルや家族連れなどが、それぞれの事情で訪れていました。

 地元の観光客:「子どもも大きくなってきたので秋を感じさせようと思って」「(Q.モミジはどう?)きれい]

 東京からの観光客:「(今後)GoToトラベルが始まることを考えて(外出も)良いのかなって少しずつ思ってきた」「楽しかったです」「最高です。良い思い出になった」

 週末の夜には2500人が訪れます。

 長瀞町観光協会・田島茂行事務局長:「昨年のコロナの年に比べると若干だが増えているように思う。ただ、おととしに比べると、まだまだ。もう少しかなと。体感的には県内の人が中心に多く来ていると思う」

 一方、書き入れ時の温泉旅館では、ある悩みが・・・。

 秩父リゾートグループ・関根瑠美支配人:「当館は 露天風呂がすべての客室に付いている」

 全25室が露天風呂付きで、紅葉のシーズンは、ほぼ満室だといいます。

 リゾートホテルや入浴施設を合わせて5つ運営。ところが今、“三重苦”に頭を抱えていました。

 1つ目の悩みは「燃料の高騰」。

 秩父リゾートグループ・関根瑠美支配人:「こちらの2基が温泉の湯を沸き上げるボイラー」

 ボイラーの燃料は「灯油」です。

 秩父リゾートグループ・関根瑠美支配人:「灯油はこちらに地下庫があり4000リットル入っている。2、3日に一回補充をしている」

 灯油の店頭価格は去年の同じ時期に比べて1.3倍に高騰しています。

 秩父リゾートグループ・関根瑠美支配人:「(価格が)上がるのは大きな経費になっているので、厳しい」

 費用は去年、ひと月80万円だったのが、今年は1.5倍の120万円までに増加。

 そして、2つ目の悩みは「食材費の高騰」です。

 食材や調味料の仕入れ値が去年の1.3倍に・・・。

 さらに、3つめ目の悩みは 「“県民割”がない」こと。

 現在、関東では国の補助金を使ったいわゆる「県民割」を群馬、栃木、茨城が実施。

 埼玉県は独自の観光クーポンがあるものの・・・。

 秩父リゾートグループ・関根瑠美支配人:「宿泊客に配布をしていたが、当グループは多くの県民に来てもらい、すでに終了してしまっているのが現状」「他県に行ってしまう人が、ぜひ秩父の良いところも知ってもらえるような施策をしてもらえるとより良い」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

ANNnewsCH

Posted by chobi