4割が3回接種“ワクチン先進国”今後の戦略は(2021年11月22日)

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人口の4割を超える人が3回目の新型コロナワクチン接種を終えたイスラエルは、半年以上前から屋外でのマスクの規制がなくなりました。

今月1日からは、海外からの観光客の受け入れを、ワクチン接種を条件に再開。街も活気を取り戻しています。

屋内に入る時に提示が必要な『グリーンパス』は、2回目接種から6カ月が経過すると失効します。力づくで3回目を促進し“ウィズコロナ”に舵をきっています。

世界に先駆けてワクチン接種を進めてきたイスラエルですが、この夏、2回目の接種開始から半年以上が経ち、第4波に見舞われました。重症者数も第3波の7割ほどまで増加しました。

イスラエル政府は、感染者が増え始めた7月に3回目接種を開始。8月に入り、接種の対象年齢を拡大すると、規制を強化したこともあいまって、早いペースで感染者数は減っていきました。

ただ、課題もあります。2回接種した人の割合が6割ほどで頭打ちになっています。このため、慎重論も根強いなか、新規感染者の半分近くをしめる、子どもたちへの接種開始を決めました。

減ったとはいえ、一日数百人程度、感染者も確認される状況が続き、新たな対策を迫られている一面もあります。

イスラエルで取材を続ける伊従啓記者に聞きます。

(Q.3回目の接種が進んで感染者が減っている現状を、市民はどう感じていますか)

私が今、いるのはエルサレムでも一番の目抜き通りです。店はすべて開いていますし、歩いている人のほとんどがマスクをしていません。日常が戻ってきた気さえする光景が広がっています。

ワクチンの状況は、グリーンパスがないと仕事に行くこともできない状況です。半ば強制的にワクチン接種が進められていることに対して、反発する声があるのは確かです。その一方で、グリーンパスさえあれば、基本的にやりたいことが何でもできる、コロナ前の生活が戻ってきたということで、これを歓迎する声が非常に多いことも事実です。

(Q.イスラエルは今後、どのような戦略を描いていますか)

イスラエルが今回のコロナの状況で得た教訓があるとすれば、2回のワクチン接種ではコロナを抑えることができなかったということです。ワクチン接種から半年ほどが経つと、体内の抗体が減ってきてしまい、さらなる波がやってきてしまったというのがイスラエルでした。イスラエル政府としては今、先を見据えた政策を進めつつあります。3回目の接種から半年経つとどうなるのかについては、まだ時間が経っていないので、詳しいデータが出てきていません。今後、仮に大きな波がやってきたとしても、4回目の接種をスムーズに行えるよう、ワクチンを確保する検討が政府内で始められています。
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Posted by chobi