木下都議 会見中に“恨み節”・・・都議から憤りの声も(2021年11月23日)

ANNnewsCH

 22日、木下富美子都議(55)が、1時間半に及ぶ会見で議員辞職を表明しました。一方で、仕事をさせてもらえないのは理不尽だと、恨み節が出る場面もありました。

■免許停止時期のうそは「混乱」

 木下富美子都議:「辞表を提出することを決断しました。都民の皆さま、有権者の皆さまには、本当に申し訳ない、そのように思っております。本当に申し訳ございませんでした」

 言葉を詰まらせ、神妙な面持ちで謝罪した木下富美子氏。無免許運転の人身事故からおよそ4カ月。これまで「続投」の意向を示してきましたが22日、一転して「辞職」を表明しました。

 会見を見守る他の都議からは、憤りの声も上がりました。

 日本共産党都議会議員団・和泉なおみ幹事長:「本当に残念な会見」

 今月9日、木下氏は初登庁した際、胸元の開いた赤のワンピースに、大きな2つの指輪を付けていましたが、22日は、上下黒の服に紺色のジャケット。指輪なども付けない“地味な格好”で会見に臨みました。

 木下都議:「私の交通法規に対する、順法精神が弛緩(しかん)していたことについて、本当に申し訳なく、また、猛省を致しております」

 無免許運転については認めた木下氏。しかし、なぜ運転を繰り返したのか尋ねられると、次のように答えました。

 木下都議:「(Q.免許停止期間中という認識はあった?)はい」「(Q.そのなかで、なぜ運転を繰り返した?)裁判の場でも明らかになることではありますし、ホームページなどの手段を含めて、そこについてもご説明させて頂きたい」

 一方で、木下氏は6月、都議選の告示日の前後で、愛用のバイクを背に街頭に立つ様子や、ヘルメット姿でポスターの前に立つ様子をSNSで公開していました。

 木下都議:「(Q.選挙期間中も無免許運転を?)選挙期間中は、バイクには乗っておりません」「(Q.SNSに自身が写っている写真があるが?)それは選挙期間中ではございません」

 「選挙期間中はバイクを運転していない」と否定しました。

 事故を起こした当日、選挙戦で木下氏を支えた区議に対し、「今回の事故で免許停止になった」と、虚偽の説明をしていたことについては、次のように答えました。

 木下都議:「(Q.7月2日の事故で区議の方に「今回の事故で停止になった」と説明した理由は?)本当に、そのことについては、区議の方を含めまして、選対の皆様には申し訳ない説明になってしまったと思う」「(Q。うそをついていた?)その点に対しては、うそになっていたと思います。その時は、混乱していたとしか言いようがない。本当に申し訳ございません」

■小池百合子都知事の助言で決意

 前回の会見から一転しての辞職表明。決意の背景には、何があるのでしょうか?

 木下都議:「このようななかで、小池都知事とお話をする機会を得ました」

 7月の選挙では「都民ファーストの会」の公認を受け、特別顧問を務める小池都知事が応援に入っていました。

 22日の会見の前には、自身の進退について小池百合子都知事と相談したといいます。

 木下都議:「『ここはいったん退いて、今回の交通事故の解決に専念されたらどうか』『再出発する時には、相談に乗る』。小池都知事は、私の政治の師であり、政治舞台へのきっかけを作ってくださった方。支援者の方々ともお話をし、小池都知事のご助言も踏まえたうえで深く考え、今回都議会議員の職を辞する決断に至りました」

■「理不尽な現実」“恨み節”も

 ただ、こんな“恨み節”もありました。

 木下都議:「仕事がしたくて、議員継続を望んでいるにもかかわらず、仕事をさせてもらえないという現実が、先日の委員会開会拒否で明らかになりました。“理不尽な現実”に悩みました」「(Q.委員会が開かれないことに、どのあたりに理不尽を感じた?)(刑事事件は)推定無罪。これは憲法で保障されているところでもあります。法的拘束力のない勧告の決議によって、私が出席をしようとすれば、議会運営が止まる。仕事が実質的にさせて頂けないことを理不尽な現実と表現させて頂きました」

 木下都議:「(Q.不祥事を起こしながらも、都議として働く必要がある、義務があると?)辞職を決めるまでは、そのように思っておりました」

■弁護士「無視でなく法整備を」

 都議会の対応を“理不尽”だと表現した木下氏に対し、会見を見ていた日本共産党都議会議員団・和泉なおみ幹事長は、次のように話しました。

 日本共産党都議会議員団・和泉なおみ幹事長:「彼女の謝罪の言葉を聞いていて、“本来辞めなくてもいいはずなんだ”というふうに思ってることが明確に分かりました」「(Q.会見中、他の議員の方とどのような会話を?)“やっぱり分かってないんだね”っていうことですね。理不尽なことが行われたという表現を使っていらっしゃいました。道義的責任をきちんと正面から受け止めていない、あるいは理解されていない。だからこそ、出てくる発言なんだろうと」

 会見に同席した弁護士からは、こんな表現もありました。

 担当弁護士:「今後、不祥事を行った議員をやめさせたいのであれば、議会委員会等で辞職勧告に従わなかった議員を無視するようないじめ行為をするのではなく、法律上の手続きに従って辞職させることができるように、法整備を整えたらいかがでしょうか」

 今後、選挙へ再挑戦するかを聞かれた木下氏は、次のように語りました。

 木下都議:「今回、ご支援を頂いた方々をはじめ、多くの人に、まずはおわびをして参りたいと思います。選挙に出るかどうかの質問だったと思うんですが、そのような状況で、まだ全く考えることはできておりません」

(「グッド!モーニング」2021年11月23日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

ANNnewsCH

Posted by chobi