意外?ワクチン原料・・・日本の“醤油メーカー”が製造(2021年11月23日)

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 来月始まる3回目のワクチン接種に向け、接種券の発送が始まっています。

 世界中で接種されるワクチンの原料を、食卓には欠かせない調味料を作る日本企業が支えています。

■ワクチン原料を「ヤマサ醤油」が製造

 神戸市健康局ワクチン接種対策室・山本圭一担当部長:「2回目接種をされた約1万5500人の方宛に、接種券を発送した。神戸市としては、安全かつ迅速に追加接種、3回目を皆さんに受けて頂けるように努めたい」

 自治体で進む、3回目のワクチン接種の準備。国内で主に接種されるのはmRNAワクチンと呼ばれる、ファイザー社とモデルナ社のワクチンですが、実はそこに、日本の老舗企業「ヤマサ醤油」が開発した原材料が使われています。

 創業300年以上のヤマサ醤油。この老舗企業が、ワクチンに欠かせない重要な原料を製造しているのです。

 「ヤマサ醤油」医薬・化成品事業部、石毛和也室長:「『シュードウリジン』と呼ばれる化合物です」

 その原料が、白い粉状の物質「シュードウリジン」。一体、どんな役割を果たしているのでしょうか?

 人工複製したウイルスのmRNAを体内に入れると、炎症反応が起きていました。しかし、シュードウリジンに置き換えたmRNAの場合は、炎症反応が起きず、抗体が作られるのです。

 では、なぜ、醤油メーカーのヤマサ醤油が、新型コロナワクチンのスピード開発につながる鍵となった原料の製造を行っているのでしょうか?

 石毛和也室長:「我々元々、醤油メーカーですから、“うまみ”ですね。“うまみ”に対する思いというのは、古くからあったんだと思います。うま味調味料というものも開発して、そこから広げてきたというのが経緯ですね」

 カツオ節やシイタケのうまみ成分など、長年「化合物」について研究を続けてきたヤマサ醤油。その過程で製造されたのが、シュードウリジンでした。

 mRNAの研究段階から使われていて、ワクチンの開発が始まって以降も、原料として使用され続けているのです。

 石毛和也室長:「大量に高品質なものということになりますと、世界でもごく限られた数社になると思います。誇らしい気持ちもありながらも、高品質のものを大量に作らなければならないということで、責任感のようなものは非常に強く感じます」

 千葉県銚子市の工場は現在、フル稼働。今年5月には、およそ30億円をかけた新工場建設を発表しています。

 新型コロナワクチンを支える日本企業は他にもあります。素材メーカーのAGCは、ファイザー製ワクチンの原料の製造を請け負っています。

(「グッド!モーニング」2021年11月23日放送分より)
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Posted by chobi