【独自】Amazonで「無在庫転売」か・・・業者を直撃(2021年11月23日)

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 通販サイトで商品を購入すると、身に覚えのない第三者から商品が届くケースが相次いでいます。個人情報が安易に横流しされている疑いがあります。

■商品の代わりに“謎のアンケート”

 名古屋在住の男性:「完全に違反じゃないですか、僕の個人情報が第三者に漏れている」

 怒りをあらわに話すのは、名古屋に住む50代の男性です。

 男性は、Amazonに出店している業者に、東京限定で発売されたアニメの限定ステッカーを注文しました。

 今月2日、配達完了通知を受け、ポストを開けました。

 名古屋在住の男性:「これが商品として届いたんです。最初何だろうこれと思って、商品探したんですよ。あれ、これ違うよなと思って、探したんですね」

 東京・銀座にある業者から送られてきた封筒には、身に覚えのないアンケート用紙が1枚。注文したステッカーは、入っていませんでした。

 販売業者:「この度はショップで商品を購入頂きまして、心より感謝申し上げます。商品到着まで、今しばらくお待ち頂けたらと存じます」

 商品の現在地を追跡番号で、改めて確認してみても、やはりこのアンケート用紙が、「本来届くはずの商品」になっています。

 男性が不安になり、業者に問い合わせると、さらに不可解な回答が返ってきました。

 販売業者:「手違いで、アンケート用紙を発送しました。商品は普通郵便で発送していますので、あと数日お待ち下さい」

 なぜかアンケートは追跡可能な郵便で送り、肝心の商品自体は普通郵便での配送。数日後、確かにステッカーは送られてきたのですが・・・。

 名古屋在住の男性:「全く知らない方から、普通郵便が届いたんですよ。注文した会社ではなくて、個人の方から商品が届いたんですよ。無在庫転売ですね。この業者さんは実際、商品を持ってないんです」

■憤り・・・“無在庫転売”個人情報漏洩

 「無在庫転売」とは、商品が手元にないまま販売し、売れてから大手出品サイトなどで仕入れを行う販売方法です。

 今回の場合、名古屋に住む男性は、Amazonを利用して銀座の業者から商品を購入。しかし、実際に商品が送られてきたのは、台東区の見知らぬ住所。つまり、第三者が男性の個人情報を得て、送ってきたことになります。

 名古屋在住の男性:「彼ら(販売会社)が、そういうフリマ系のところで買い、僕の住所氏名をその人たちに教え、そこに発送してくれって言って届いているわけです。だから、それ(個人情報漏洩)に対して、一番怒っているんです」

 専門家も、法律違反の可能性を指摘します。

 弁護士法人アドバンス・高野喜有弁護士:「個人情報保護法違反に該当する可能性があると考える理由の一つです。配送等の専門業者じゃない人に対して個人情報提供するということが、本当に利用目的の範囲内といえるのか」

■無在庫転売業者を直撃・・・主張に矛盾

 「無在庫転売」なのか、番組が銀座の業者を直撃しました。

 販売会社:「無在庫転売をしているつもりはございません。いち早くユーザーの方に商品をお届けしたく、問屋から直接、お送りすることもあります」

 業者によると、取引がある台東区の問屋から商品を送っただけで、会社間で個人情報のやりとりをするのは問題ないことだと主張しました。

 そこで番組は、台東区の“問屋”とされる送り主に電話取材をしてみました。

 台東区・商品発送者の断線:「個人のメルカリなので。私は、送付先が決まっているので、それに送っているだけなので、無在庫(販売)というのは分からないんですよ」

 連絡先は、問屋ではなく、個人でフリマアプリを利用している男性のもので、銀座の業者とも過去に取引がないことが分かったのです。

 今回のように、全く関係のない第3者から商品を送る行為は、Amazonの規約違反にあたる可能性があります。

 弁護士法人アドバンス・高野喜有弁護士:「このようなビジネスモデル自体が、そもそも商品が届かないケースとか、届いた商品と全然違うというトラブルが起きることもありますので、なるべくそういったものを下調べしてから、取引に入ることが重要かなと思います」

(「グッド!モーニング」2021年11月23日放送分より)
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Posted by chobi