「勤務時間外のメール」禁止法律 世界が注目

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23日は祝日の勤労感謝の日だが、羽を伸ばして休めない原因にもなる、「仕事ではない時の仕事の連絡」について考える。

仕事が終わってから届く、メールや電話。
やむを得ず対応してしまうことはありませんか?

20代「プライベートとの区切りが難しい。家で働いてたんですけど、上司や同僚が時間外に『ごめん、これやって』と(連絡来て)。残業がいつもよりも多くなったことはあります」

30代「やはり家でも(メールを)見る機会が増えて、ついつい子どもが寝たあとでも見てしまうところはあります。次の朝、たまっているメールを見るよりは、夜に解消しておく」

40代「夫にいつも連絡が来ちゃう。遊園地でも連絡来たりしています。お客さまからで、『こういうことで困っているから連絡してください』とか…」

2021年、およそ1,000人に聞いたアンケート調査。

仕事以外の時間に、上司と同僚から届く緊急性のないメールや電話に週1回以上対応している人の割合を見ると、2019年と比べ、増加している。

また、部下と顧客からの対応も、同様に増えている。

コロナ禍、リモートワークをする人が増え、いつでも気軽に連絡するようになったことが理由の1つだという。

この問題を解消する鍵として、近年、世界的に注目されているのが「つながらない権利」。

11月、ポルトガルでは、勤務時間外に従業員にメールなどで連絡することを違法とする法律が承認された。

東京都内にある、社員60名ほどのIT企業、株式会社ラフール。
主に企業向けに、従業員の健康管理システムの開発や運営を手掛けている。

テレワークが増えたこともあり、2021年4月から導入したのが、「勤務時間外の連絡を原則禁止」。

株式会社ラフール 人事責任者・宮内智弘さん「ひとつひとつのコミュニケーションが、社員のストレスになっているのをキャッチした経緯もあった。組織の生産性を上げるためには、個人のコンディションを高めていかないと実現しない」

このルールは、社員にどのような影響をもたらしているのか。

マーケティングの部署に所属する、相澤舞以子さん(30代)。
別の会社に勤める夫と2人暮らしで、テレワーク中心の生活を送っている。

以前は仕事が終わったあとに、家事をしながらでも、職場から連絡が来れば、それに対応していた。

このルールにより、今は、メリハリのある生活が送れているという。

「つながらない権利」を実践・相澤舞以子さん「ストレスがなくなったというのは感じます。就業時間外に連絡をしたい人って、実際はいないと思うんですよね。ただ、業務量が多かったりとか、しなければいけない環境によってなっていると思うんですが、それは個人や会社の意識で変わるんじゃないかと思っています」。

別の会社に勤務する夫・敦司さん(40代)「(奥さまの会社を見て感じることは?)わたしは営業なんですが、メールは時間帯お構いなく、社内社外ともに来るので、つながらないというのは、非常にいい取り組みなのかなと思いました」

働き方が多様化する中、つながらない権利の守り方が問われている。

#勤労感謝の日 #働き方改革

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