お好み焼きのキャベツ悲鳴 野菜高騰続く 秋の味覚「記録的な不漁」

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記録的長雨の影響を受け、高騰しているのは野菜だけではない。
あの秋の代表的な味覚・サンマも、まさに高級魚となっている。

鉄板に薄く延ばした生地の上に千切りキャベツをドーンと盛り付け、香ばしく焼いた麺をミルフィーユのように重ね焼き。
最後に甘めのソースをたっぷりかければ、広島風お好み焼きの完成。

花子 飯田橋店・小林健太郎店長「広島のお好み焼きはキャベツが必要不可欠なので、キャベツが高騰して大変」

記録的な長梅雨などの影響で、高騰が続く野菜。
25日に発表された、農水省の1kgあたりの価格は、キャベツが平年比のおよそ2倍、レタスやキュウリも高値が続いている。

お好み焼き店の仕入価格は、例年、キャベツ1ケースで1,300円ほどだったが、2020年は高いときで3,500円と、およそ3倍近くに跳ね上がっているという。

花子 飯田橋店・小林健太郎店長「コロナウイルスの影響もあるし、野菜値上がりもWパンチできてる」

悲鳴は、東京都内の青果店でも。
一玉350円という値段に、買い物客は「高いと、やっぱり買いにくいなというのはある」と話した。

野菜だけではない。

北海道で水揚げされた初物のサンマ。

1尾の値段は、1,280円。
例年のおよそ3倍ほどの高値だという。

旬八青果店 赤坂店・畠山大毅さん「新物に関しては、細かったなという正直な印象はありますけどね。やはり皆さん、高いねというのが先にくるので、旬のサンマを食べたいけど、なかなか手が出しづらいという感じ」

秋の代表的な味覚・サンマだが、記録的な不漁により、24日、北海道・厚岸町で初水揚げされ、25日朝、札幌市中央卸売市場に並んだサンマは、1kg1万5,000円もの高値で取引された。

東京・飯田橋駅近くにある、その名も、居酒屋「秋刀魚」。
人気の品は、酢で締めたサンマで巻いた「さんまずし」。

現在は、2019年の冷凍物でしのいでいるが…。

「秋刀魚」・山風呂英一 大将「来年は、今年とれなかったらどうするんだろうと。心配はしているんですけど」

また、2020年の新サンマについては…。

「秋刀魚」・山風呂英一 大将「焼きも何も、入ってきてあまり小さいと、焼いてもおいしくないんですよ」

たとえ仕入れても、身が細いため、塩焼きにできないのではという不安。

記録的な不漁が続くサンマに、一体何が起きているのか。

東海大学海洋学部・山田吉彦教授「地球温暖化の影響で、沿岸海域の海水温が異常に高く、サンマが日本に近づけない状態にある」

山田教授によると、サンマは本来、エサとなるプランクトンが豊富な日本の沿岸部で身が太くなるため、エサの少ない沖合のサンマに、脂の乗りは期待できないのだという。

東海大学海洋学部・山田教授「おそらく当面、厳しい状況が続くと思う。沿岸にサンマが近づいてこない。むしろ、サンマ以外の魚を食べることを考えないといけない」

(2020/08/26)

#キャベツ #サンマ

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