夏の夕空に不思議な光 火球? 各地で撮影 正体は

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茨城・水戸市で撮影された、暮れゆく空にゆっくり動く一本の光の筋をとらえた動画。

時刻は8月26日の午後6時すぎ。
光の筋は同じころ、日立市でも撮影されていた。

子ども「何あれ?」
女性「隕石じゃないの? ジェット機? どっち?」
子ども「パパすごくない?」
男性「すごく不思議だね。尻尾引かないってことは飛行機雲じゃないよね」
子ども「隕石はもっと速いよ」

不思議な光の目撃情報は、東京でもあった。

7月2日に関東地方上空で目撃された光は、流れ星の中でも特に明るい「火球」だった。

その後、隕石として回収されたことが報じられたため、今回も火球ではないかと話題になった。

今回現れた光の正体も火球なのか。
国立天文台に問い合わせてみると…

国立天文台 縣秀彦准教授「きのう(26日)目撃されたこの現象は、実は火球ではなくて飛行機雲です」

残念だが光の筋の正体は、火球ではなく飛行機雲とのこと。

国立天文台 縣准教授「飛行機雲というのは、飛行機が通ったあとに、線状・筋状に残る雲のことですね。低いところ、例えば西の方向に向かっている飛行機が西の空の低いところにくると、まるで流れ星、火球のような線状に見えますので、見間違えることがちょくちょく起こります」

火球は8月21日にも観測されるなど、このところ立て続けに飛来しているが、これは偶然なのか。

国立天文台 縣准教授「全国的に見ると、毎年夏はとてもたくさん流れ星が流れる「流星群」の季節であること、夜空を見上げる機会が増えるという2つの要素で、毎年、火球出現の情報が多く寄せられます」

26日夕方の光の筋は、火球ではなく飛行機雲だったが、実は26日未明には本物の火球が観測されていた。

一瞬夜空にきらめいて消えた光。
正真正銘の火球。

撮影した、平塚市博物館の藤井大地さんに話を聞いた。

平塚市博物館 藤井学芸員「8月26日は明るい流星が多くて、午前2時には明るい流星が映りました。流星のふるさとが一体どこにあるのかということを探しているんですけど、26日はペルセウス座流星群の残り物だったんですね。ペルセウス座流星群は8月12日から13日未明にかけてピークを迎えたんですけど、まだ一部流れているものがありまして、その残り物が降ってきたことがわかっています」

藤井さんは自宅と実家の2カ所に定点カメラを設置し、火球を常時観測している。
そこまでのめり込む、火球の魅力とは。

平塚市博物館 藤井学芸員「火球ってとても明るく流れて、ゆっくり流れることもあるんですね。ですからお願いごとを3回唱えやすいんですね(※流れ星が消えないうちに3回願い事を言うと、願いがかなうという俗説がある)」

1カ月に数回程度流れるという火球。
願い事を胸に夏の夜空を見上げたら、その機会が訪れるかもしれない。

(2020/08/28)

#火球

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