自民党総裁選 9月14日実施へ “ポスト安倍”構図どうなる

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ポスト安倍は誰になるのか。

自民党の総裁選が9月14日に実施されることが固まる中、有力候補たちの多数派工作が激しさを増している。

31日正午前、首相官邸を出たのは菅義偉官房長官。
自民党総裁選に出馬の意向を固めたことから、ポスト安倍の主役に躍り出た。

記者と言葉を交わすと、いつもの硬い表情を崩し、笑みを浮かべた。

このあと向かった先は、都内のホテルだった。

ここで、自民党内の最大派閥である細田派の会長と会談し、自民党総裁選での協力を求めた。

秋田県のイチゴ農家の長男として生まれた菅氏。

中学校の学芸会では、ひげをつけて警官役を演じた。

このおよそ30年後、47歳で衆議院議員となり、64歳で官房長官に就任。
71歳の今、首相の座に手をかけようとしている。

“令和おじさん”として、若い世代を中心に知名度を上げた菅氏。

子どもがおそれる“こわもて”の反面、大の甘党でもある。

6年前、官房長官500日を迎えようとしたころ、首相を目指すか聞いたところ、「それは全くないです」と完全否定。
それは、2019年の参院選でも変わらない。

菅官房長官「(総理という道も1つの道だと思うが?)そこは考えていません」

“ポスト安倍”は「ない」と繰り返し否定してきた菅長官。

ところが、31日の会見ではその表現が一変した。

一体、何と述べたのか。

自民党総裁選に出馬する意向を固めた菅官房長官。
ポスト安倍の主役に躍り出た。

しかし、これまで出馬については、「わたし自身は、(出馬は)まったく考えていません」などと、いつも否定的だったが、31日の発言は違った。

菅官房長官「(考えは変わったのか?)私自身を含めて、総裁選についてはコメントを差し控えたい」

「考えていない」ではなく、「控えたい」と発言し、表現を初めて変えた。

その決断を促したのは、自民党の重鎮・二階幹事長だった。

二階氏から、「出たらどうか?」と以前から声をかけられていた菅氏は29日、「よろしくお願いします」と返答。

菅氏は9月1日以降、正式に出馬表明する方向で調整を進めている。

一方、正午すぎ、首相官邸で大勢の記者に囲まれていた人物・岸田文雄政調会長(63)。

岸田政調会長「あらためてごあいさつしました。『お力添えをお願いします』と。『これから』ということなのでしょう、以上です」

総裁選出馬に向け、安倍首相の協力を求めた。

広島県出身で、お好み焼きにはこだわりがある岸田氏。
外相だった4年前には、ケネディ駐日大使の誕生日をケーキではなく、お好み焼きで祝った。

この週末には、麻生副総理や細田元幹事長など、派閥の長と相次いで会談を行い、出馬への備えを加速させる。

31日も、竹下派の竹下元総務会長と会談した。

派閥に働きかける岸田氏とは対照的なのが、石破茂元幹事長(63)。

政界きっての軍事マニアでもあり、鉄道マニアでもある石破氏。

人気漫画のキャラクターに扮(ふん)して、親しみやすさをアピールしたこともあった。

世論の支持は高い一方、国会議員からの支持は広がらず、自民党総裁選では過去3回、いずれも落選。

今回、4度目の挑戦を狙っている。

そして午後4時半すぎ、石破元幹事長は「最終的に(出馬の)判断を、そう遠くない時期にしなければいけません。期待を裏切らない自分でなければならない」と述べた。

(2020/08/31)
#菅義偉官房長官 #岸田政調会長 #石破元幹事長
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